治験を行うにはあなたの同意が必要です。そこで、必ず納得して同意していただけるように治験の説明を行うことが法律により決められています。このページでは、治験に対してのよくある質問にお答えします。
A01:治験を受ける対象の方に該当した場合には、医師は治験について時間をかけて説明を致します。内容は、治験とは何か、治験の目的や治験薬の作用・副作用はどのようなものか、どのような試験の仕方をするのか検査のスケジュールなどです。何かわからないことがあれば、必ずその場で質問しましょう。必ず説明された内容などは説明文書というものに沿って行うことになってます。書類はあなたの手元に残ります。どのような治験であるか理解してください。
A02:同意するのはその場でもかまいませんが、自宅に帰って家族と相談したり、また、説明文書を何度も読んで納得してからなど考える時間を十分にとって頂いても構いません。
A03:治験に参加するかどうかは、あなたの自由です。たとえお断りになられても今後の治療や検査には差し支えありません。十分に説明をお聞きになり、納得された上でご参加ください。
A04:治験薬を使うことに同意をした後でも、あなたが中止を申し出たときはどのような理由であっても取りやめることができます。その場合は必ず担当医師にご連絡ください。
A05:治験に参加された後に、新たにわかった副作用などの情報がある場合には、すぐにあなたにお知らせします。その際に治験を続けるかどうかはあなたの意志で決めてください。
A06:治験によって得られたデータは医学論文や厚生省への審査資料として使われることになります。そのため厚生省や製薬会社の人などが来てあなたのカルテや検査データをみることになります。しかし、あなたの住所や名前、電話番号などの個人的な情報は公開されることは決してありませんのでご安心ください。
A07:治験を受けていただいている方でも、治験薬を正しく評価するため充たしていただきたい条件があり、条件が充たされていないことがわかったときはお断りする場合があります。また、医師があなたにとって治験薬を続けることが望ましくないと判断したときにも中止していただくことになります。
A08:治験薬だけでなく、治験に必要な検査によって副作用などが起こった場合には、適切な治療や補償が受けられます。
A09:治験によって必要な検査や、治験薬は治験を依頼している会社が負担致します。しかし、通常の診察の費用は今まで通り自己負担になります。