おとぼけほすぴたる
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企業ナースのリクルート詳細について

東京に住み着いて1ヶ月。
合計10件の面接・試験に関わった。
やっと 企業ナースへの一歩を踏み出すことになったので、
今までに情報として得たことをここで報告する。

1:企業の募集の場合、競争率は30〜150倍である。
  決して甘くない そして、すでに履歴書からその
  就職活動の戦線は始まっていることも自覚しておこう。

2:CAPA試験、SPI試験などの試験が大手の企業には必ずある。
  企業は長く、前向きに働いてもらうために、さらに
  人材として的確であるかどうかを判断するため、
  病院の履歴書と面接で決まる内定とは違い、様々な
  試験を行う。一般常識の勉強もしておく必要がある。
  
3:薬品企業、一部の医療派遣会社の場合、医療のテストがある。
  略語・医師のカルテを読める程度の英語力、医療の難しい漢字の
  読み仮名が書けるかなどの専門知識の試験がある。

4:一般常識で行動がとれること。
  病院で働いてきた看護婦は 就職活動に慣れていない。
  接遇も病院内でさほど厳しく習得してないために、
  言葉使いや、面接の対応ができていない人が多い。
  さらに、集団での試験・面接においても、
  スーツを着ていない人が50%、半袖スーツ30%で、
  リクルートにふさわしい長袖のスーツを着た人は20%だった。
  また 髪を清潔にしてない・時間に遅れるということは
  さすがに看護婦なのか きっちりしていた。
  しかし、看護婦として企業に働くに置いても、
  企業は大学生の就職試験と同じ扱いなのが当たり前、
  ちゃんと常識を知っているかどうか重要視している。

5:やる気をアピールすること。
  企業において看護婦のイメージは悪いところがあるらしい。
  企業に就職したいと思う看護婦の中には、今までの病院の
  勤務がしんどいからとか、企業は楽だと思うからなどという
  それだけの理由で企業を望んでいる人がいるのだという。
  また、なぜ企業に就職したいのか明確に応えられない人も 
  多く、「健康管理に興味があるから」「予防医学を勉強したい」
  などだけでは競争率の高い企業の面接は落とされるそうだ。
  自分が何のためにその企業で働きたいのかを アピールし、
  やる気をみせることが一番大切だと感じた。

6:企業の欲しい人材であること。
  企業によっては欲しい人材の形が違う。
  看護ばかりを熱唱してしまう看護婦であるが、企業では
  生産性を上げるため長い時間に看護指導行うことを嫌う企業や
  企業のイメージで明るく、接客ができる人が条件だったり、
  普段は総務の仕事をして欲しいなど 業務内容も違ってくる。
  企業ナースといっても欲しい人材は様々である。
  会社の情報を得て 欲しい素質は何かを知っておくのも 
  大切な戦略である。
  
以上のことを踏まえてリクルートすると かなり有利だと思う。
それは やはり病院業界しかしらない看護婦には あまりにも
企業にたいして無防備で知識不足な態度で望むことが多いから。
本当に気合い入れて がんばりましょう^^
そう 私も^^