薬として世の中に出すために、効果や安全性などを調べて試験をすることをいいます。
まず、新しい薬の候補ができると、動物で非臨床試験を行います。動物での薬理効果や毒性、薬物動態など様々な試験を行いクリアすると人に対しての臨床試験を行います。
人に対して行う臨床試験の中でも厚生省に認可してもらうまでの試験を治験といいます。
治験にはフェーズI〜IIIがあります。
このフェーズIIIまでの資料を厚生省に提出し、審査のあと晴れて新薬の誕生となります。新しい薬の候補ができて厚生省に認可されるまで一般に約10〜15年ほどの時間を要します。治験という言葉を聞くと、難しいイメージを持つ方が多いでしょうが、現在一般に使用されている薬もこういった段階を得て世の中に出ているのです。